水虫対策
2013年06月06日
水虫を治すために注意することは?
白癬菌はカビの1種であり、湿気と適度な温度、汚れて餌(あか等)が豊富な角質層を好むのでその対処においては患部を清潔にし、風通しを良くする事が基本です。
①毎日、患部を石鹸でよく洗う、特に指の間は念入りに。石鹸は殺菌力があり皮膚への刺激が少ないものを選び、
皮膚を傷めない様に気をつけて汚れだけを落す様にやさしく洗いましょう。
②洗浄後、表面の水分をよく拭き取り、角質がまだ軟らかいうちに薬を患部を中心に
やや広めに塗りましょう(薬の無い所へ菌が移動して再び繁殖するのを防ぐため)
患部の状態に適した薬を選ぶ事も重要です。
③1日1回は必ず薬を塗る習慣をつけましょう。毎日きちんと塗ると1日3回タイプ
でも1日1回で十分効果があるので、1日1回は必ず塗る事。ただし、1日3回を
越えて塗っても皮膚への負担は増えても治療効果自体はそれほど変わらない事に
注意。とにかく根気よく毎日続ける事が肝心です。
④初めてなったばかりの人は①~③を1ヶ月も続ければ治りますが、毎年なる人の場合
は最低で半年できれば2年ぐらい続ける必要があります。毎年なる人の多くがかゆみ
が無くなったり、表面的に目で見てわからなくなったり、気温が下がり乾燥し始めて
菌の生育が沈静化した段階(自覚症状が無くなる頃)で完治したと勘違いして治療を
やめてしまいますが、この状態ではまだ菌は死滅したわけではなく、角質層の深い所
には残っている場合があり、暖かくなるとまた症状が出ます。冬場もきちんと手入れをして春になっても
症状がでなかったらそこではじめて完治と判断して治療を終了しましょう。
最近は暖房などの影響で冬場でも症状がでる場合が増えている事もあり、冬場の手入れも重要です。
【体力・免疫力をつける】
水虫になりやすい人は①原因菌に接触する機会が多い②不潔である③免疫力が
低下している、のいずれかである場合が多く、①と②に関しては各個人の生活
環境および労働環境が問題となりますが、③に関しては肝疾患・糖尿病患者に
皮膚真菌症が多いことが知られており、疾病や疲労によって免疫力が低下し、
菌の持つ攻撃力に負けるために起こるもので、毎年なる人や症状のひどい人には
疲れにくい体作り・免疫力アップのために滋養強壮剤をおすすめします。
疲れをためない生活を心がけ体力の充実を図りましょう。
伊勢屋薬局では石鹸・水虫薬・栄養剤の正しい選び方をアドバイス致します!
「今年こそ水虫を完治したい!」という方は是非ご相談下さい♪